血圧
血圧測定により最高血圧と最低血圧を測り、どちらか一方でも数値が正常値を超える場合は高血圧と診断されます。高血圧とは、動脈の内壁に過剰な圧力がかかっている状態です。高血圧を放置すると動脈硬化の進行により、脳出血や脳梗塞といった重大な疾患を引き起こすリスクが高くなります。ただし、白衣高血圧症といって来院時には緊張しやすく、普段よりも高い血圧が出る場合もあります。普段から自宅で継続的に血圧を測り、その値が正常範囲である場合は、その旨を医師に伝えましょう。

健康診断や人間ドックが果たす役割は、病気の早期発見や、将来的に罹患するリスクのある病気の予防です。早い段階で質の高い検査を受け、その結果を正しく理解することが、自分自身の健康を守ることやご家族の安心にも繋がります。
検査結果で異常が指摘された場合、ショックで落ち込んだり、見なかったことにして放置してしまったりする方もいるでしょう。しかし異常を放置していると、のちのち重大な病気にまで悪化し、日常生活に支障をきたす可能性もあります。
生活習慣病もその一つです。生活習慣病を放置すると動脈硬化が進行し、脳や心臓、腎臓などに深刻な疾患を引き起こすリスクがあります。生活習慣病を指摘された場合は、すぐに適切な治療を受けることが大切です。できるだけ早く専門医の意見に耳を傾け、重症化する前に対応しましょう。
健康診断と人間ドックは、病気の早期発見や将来の病気を予防するために不可欠です。しかし、検査結果には専門用語が使われるケースも多く、内容を理解できない方も少なくありません。ここでは、診断結果に使われる用語の意味や、診断結果から判断できる病気の情報について、わかりやすい言葉を用いて解説します。
「異常なし」は、検査結果が正常値の範囲内だったことを示します。とりあえず当面はその検査に関連する疾患について心配する必要はありませんが、安心し過ぎずに医師の指導に基づいた定期的なフォローをお願いします。
「要経過観察」または「要再検査」の場合、何らかの検査結果に異常が見られる状態です。医師の指導に従い数ヶ月~1年以内を目途に再検査を受診しましょう。また、生活習慣病関連の内容であれば、再検査までの間に生活習慣を改めることにより、症状を改善できる場合があります。
当クリニックでは、他院の診断結果をもとに、生活習慣を改善するためのアドバイスも実施しているため、お気軽にご来院ください。
「要精密検査」は、直近で受けた健康診断や人間ドックの結果だけでは、疾患の有無や程度を判断できない状態です。この場合は医療機関でさらに詳しく検査などをする必要があります。通知が来ると“重大な病気ではないか?”とすごく不安になる方もおられますが、精密検査の結果「異常なし」と結論付けられる可能性も多くあります。しかし、重大な疾患が隠れている場合もあるため、放置せずに精密検査を受診しましょう。
「要治療」と記載されている場合は、すぐに医療機関で治療が必要な異常値が見つかった状態と考えなければなりません。疾患によっては放置すると悪化して命に関わるリスクがあるものもあるため、すぐに適切な医療機関を受診して、的確な診断と治療を受けましょう。どこへ受診したらわからない、などのご相談もお気軽にお申し付けください。
血圧測定により最高血圧と最低血圧を測り、どちらか一方でも数値が正常値を超える場合は高血圧と診断されます。高血圧とは、動脈の内壁に過剰な圧力がかかっている状態です。高血圧を放置すると動脈硬化の進行により、脳出血や脳梗塞といった重大な疾患を引き起こすリスクが高くなります。ただし、白衣高血圧症といって来院時には緊張しやすく、普段よりも高い血圧が出る場合もあります。普段から自宅で継続的に血圧を測り、その値が正常範囲である場合は、その旨を医師に伝えましょう。
血液中の善玉コレステロール(HDL)と悪玉コレステロール(LDL)、中性脂肪(TG)などを測定し、その結果に応じて動脈硬化のリスクを判定する検査です。動脈硬化を防ぐ作用を持つ善玉コレステロールが不足している場合、動脈硬化のリスクが高まるため注意しなければなりません。コレステロールに関する異常を指摘された場合は、当クリニックにご相談ください。生活習慣の見直しなどにより数値を改善し、病気のリスクを抑えられる可能性があります。
血液中に含まれるブドウ糖の濃度を測定して、糖尿病の有無や程度を調べる検査です。血糖値が高い状態が続いている場合、糖尿病に罹患している可能性があり、放置すると脳梗塞、心筋梗塞、網膜症、腎不全などを発症する恐れがあります。糖尿病は初期段階では自覚症状が少ないため、健康診断で異常を指摘された場合は、すぐに医師へ相談しましょう。
メタボリックシンドローム(メタボ)は、高血圧や糖尿病、脂質異常症などを併発し、動脈硬化が進行しやすい状態です。複数の生活習慣病が組み合わさると、動脈硬化の進行が早まり、重大な疾患のリスクがより高まります。すぐに治療が必要なほどの異常値が見られなかったとしても、数値だけでは油断できません。メタボリックシンドロームを指摘された場合は、体内で起こる悪循環を防ぐためにも、すぐに専門医に相談しましょう。
尿酸値が高い場合は、血管や腎臓に負担がかかりやすい状態です。このケースでは痛風発作を引き起こすリスクに警戒しなければなりません。尿酸値を上昇させる原因として挙げられるのは、ビールや魚卵などの飲食物に含まれるプリン体の過剰摂取です。基準をオーバーした尿酸値が検出された場合は、飲み物や食べ物を制限して改善を図りましょう。また、適度な運動を取り入れて、健康的な生活を送ることも大切です。
尿は腎臓が血液をろ過することによって作り出す液体です。尿には様々な成分が含まれており、尿検査を行うことで「尿蛋白」「尿糖」「尿潜血」「尿沈渣」などの数値を調べられます。
尿検査によって発見できる病気の種類は、慢性腎臓病や糖尿病など様々です。放置すると重篤な合併症を誘発する病気もあるため、尿検査は健康診断において不可欠な検査項目と言えます。異常値がある場合は、医療機関を受診しましょう。
健康診断で肝機能の検査を受診することにより、肝機能障害の有無を確認できます。しかし、健康診断の検査内容は簡易的なため、何が原因で肝機能障害が起きているかまでは特定できません。
肝機能障害の原因は、アルコールの過剰摂取や肥満、ウイルス感染など様々です。異常値が見つかった場合は、将来病気にかかるリスクを減らすためにも、精密検査を受けて原因を調べましょう。
心電図は、心臓の動きを調べるために使用する医療機器です。検査を受けることにより、不整脈や心筋梗塞、狭心症をはじめとする虚血性心疾患や、心筋症、心肥大などの有無を確認できます。健診での心電図検査の異常は、たいていは精密検査の結果「経過観察で十分」と診断されるケースが多いですが、治療が必要な疾患がある可能性もあるため、油断せずにすぐに医師の診断を受けましょう。
貧血は、相対的な鉄分不足によって引き起こされるケースが多いです。ただし、体内のどこかで出血があり、それが原因で貧血が起こるケースも珍しくありません。結果をそのままにせず医療機関を受診して、出血の原因を突き止めることが重要です。特に胃や大腸から出血している場合、がんなどの重大な疾患が隠れている可能性がありますので注意が必要です。

健康診断後に「再検査・要精密検査・要治療」の通知を受け取った場合は放置せず、できるだけ早く医療機関を受診しましょう。
それらの通知を無視すると、せっかく見つかった病気を見逃してしまいます。「怖い」「面倒」といった理由で精査を拒否する方もいますが、問題を先送りすると診断や治療が遅れ、病気の悪化という事態を招きかねません。
当クリニックでは、患者様に寄り添う気持ちを大切にしながら、適切な精密検査を行います。受診いただく際は、健康診断の結果と再検査の通知をお持ちいただき、自覚症状の有無や気になる症状などをお聞かせください。