お腹の張り・腹痛

お腹の張り・腹痛について

お腹の張りは「膨満感」とも表現される症状です。食事と一緒に飲み込んだ空気や便秘が原因となるケースもありますが、腸閉塞などの重篤な病気の症状としてお腹が張る場合もあります。腸閉塞の場合は早急に診断と治療が必要なため、強い膨満感があり、腹痛や嘔吐を伴う場合はすぐに医療機関を受診しましょう。
また、機能性ディスペプシアや過敏性腸症候群といった疾患が膨満感を生み出している可能性もあります。 お腹の張りは日常生活にも支障をきたします。「ガスが張ってお腹が苦しい」「げっぷやおならの量が増えた」といった自覚症状がある場合は、当クリニックにご相談ください。

よくある症状

  • お腹の張りが数週間続いている
  • 便やおならが溜まっている
  • 少ししか食べていないのにお腹が苦しい
  • 太っていないのにお腹だけ飛び出している
  • 排便しても残便感がある
  • お腹がよく鳴る

受診した方が良い症状

  • 痛みや出血を伴っている
  • 息苦しさやお腹の激痛が起きている
  • 突然強い痛みが出た
  • 話しかけても反応がない
  • 腹痛が1週間以上続いている
  • 脂汗をかくなど、眠れないほど激しい痛みがある

上記の症状がある方は、直ちに医療機関を受診してください。

お腹の張り・腹痛の原因

お腹の張り膨満感の原因として考えられるのは次のとおりです。

食べ過ぎ・飲み過ぎ

消化時にガスが発生する肉類などを多く摂取すると、お腹が張る場合があります。

ストレス

ストレスが原因で消化器官の機能が低下し、お腹の張りに繋がる可能性があります。

便秘

何らかの理由で腸の働きが悪くなると、便やガスを排出しにくくなり、お腹が張る場合があります。

考えられる疾患

便秘
腸管の機能が低下し、大腸に便やガスが溜まったまま排出できない状態です。お腹の張りを感じやすいほか、腹痛を覚えることもあります。
過敏性腸症候群
過敏性腸症候群はお腹の痛みや張りなどの不快な症状や、下痢や便秘などの便通異常も起こす病気です。症状の現れ方や程度は人によって異なり、特に便通異常の現れ方によって“下痢型”・“便秘型”・“混合型”の3つのタイプに分けられます。“便秘型”では便秘に伴いお腹の張りなどの症状が起こります。
逆流性食道炎
胃酸などの内容物が食道に逆流し、炎症を引き起こす症状です。胸焼けや胸痛が代表的な症状ですが、腹部膨満感やげっぷが出現することもあります。
機能性ディスペプシア
胃炎などのトラブルが発生していないにも関わらず、胃もたれや胃痛などの症状が認められる状態です。症状の一つとしてお腹の張りがあります。
急性膵炎
膵臓が炎症を起こした結果、膵臓の消化酵素が活性化し、膵臓を消化してしまう病気です。進行すると周囲の臓器も消化する恐れがあり、命の危険があります。急性膵炎における自覚症状の一つが腹部膨満感です。
胆石症・胆嚢炎
胆汁の成分が固まり石化したものが胆石症です。胆石があるだけでは痛みや症状が現れませんが、胆石が大きくなったり、複数の胆石ができたりすると、胆嚢炎や胆管炎を引き起こします。この場合、激しい腹痛や嘔吐、腹部膨満感といった自覚症状が出現する場合があります。

お腹の張り・腹痛の予防と対処法

よく噛んでゆっくり食べる

食べ物はよく噛み、時間をかけて食べましょう。誤って空気を飲み込む量が減るため、お腹の張りを予防できます。

食物繊維を摂る

食物繊維を多く摂取すると便通を改善できます。便やガスを排出しやすくすることにより、お腹の張りを解消しやすくなるでしょう。

適度な運動

ウォーキングやジョギングなど、軽い運動を習慣づけましょう。適度な運動を取り入れると、自律神経を整えやすくなります。

お腹の張り・腹痛など違和感のある方は当クリニックにご相談ください

お腹の張りは恐ろしい病気が原因となっている場合もあります。
当クリニックでは、胃カメラ検査、大腸カメラ検査も選択肢に含めながら、お腹の張りの原因を特定し、適切な治療を行います。病気が見つかった場合は、早期治療に移ることで、重症化を防ぐことができます。お腹の不調を感じている方は、ぜひ当クリニックにご相談ください。